2021年11月14日秋晴れの一日、「古の水戸城址整備完成イベント」が盛大に開催されました。
大手門や二の丸角櫓の復元、周辺景観の整備などを受け、水戸城跡はその歴史を感じられる姿になりました。
その復興整備を記念して、「古の水戸城址復興記念事業」が開催され、その一環として「古の水戸城址整備完成イベント」が実施されました。
また、水戸東照宮創建400年記念に執り行われる「水戸御祭禮行列」も同時開催されました。かつて北関東一の賑わいあふれる盛大な祭と言われていた壮麗な行列が、およそ100年ぶりに復活し、まちなかを練り歩きました。
この行列は、水戸徳川家の初代藩主、頼房が徳川家康を祀って創建した「水戸東照宮」が江戸時代に始めたとされ、大正時代まで続きましたが、その後、途絶えていました。
ことしは旧水戸城の正門や物見やぐらの復元事業が完了したことなどを記念しておよそ100年ぶりに行われることになり、午前10時半ごろ、300人あまりの行列が旧水戸城の跡地を出発しました。
よろいや直垂という武士の衣装を身につけた人たちが水戸市中心部のおよそ1キロメートルの道のりを厳かに練り歩きました。
また、頼房が奉納したというみこしも披露され、八角形の特徴的な形に沿道に訪れた人が見入っていました。