小冊子「大煙突とさくらのまち」読本を全文ネットで公開!

240409net_dokuhonn
3月1日、大煙突とさくら100年プロジェクトは、「大煙突とさくらのまち」読本を令和4年度茨城県企業連携型NPO支援事業で制作し、日立市内の小中学校、県内の図書館、関係諸団体に無償配布しました。より多くの方に読んでいただきたいとの思いで、令和5年度同事業の補助を受け、インターネット上に全文を公開しました。
なお、冊子版は1000円で販売しています。以下のリンクをご利用下さい。
https://bit.ly/49umzn2

【 目 次 】


230219ひたち大煙突フェスティバル072
日立には、100年も前に日立鉱山で起きた煙害問題を、企業と地域住民たちが、真摯に向き合い、話し合いを重ね、「人と自然と産業の共存共栄」の精神で、解決したという歴史があります。
この史実は、昭和を代表する作家・新田次郎により小説『ある町の高い煙突』に描かれ、ベストセラーとなりました。小説『ある町の高い煙突』は 急速な経済発展と高度成長期の中で、公害問題が多発した1960年代後半に出版されました。当時は、公害問題が社会的な問題として意識が高まってきた時代でした。
昭和から平成・令和を経て、2019年にこの小説を原作とする映画「ある町の高い煙突」が制作されました。松村克弥監督のもと、茨城県、日立市や企業、市民のみなさんなどの応援を得て制作されこの作品は、全国でロードショー公開され、海外の映画祭などでも好評を博しました。
映画化をきっかけに、100年も前に日立でSDGsにつながる「大煙突とさくらの物語」があったことを多くの人たちに伝え、活動をしていこうという声が出てきました。100年前の誇るべき物語を100年先に伝え、この物語をベースに日立の未来を描き実現していこうと、わたしたちは「大煙突とさくら100年プロジェクト」を立ち上げました。
このプロジェクトでは、子どもたちや次世代を担う人たちに、わかりやすく100年前の誇るべき史実を伝えるため、紙芝居『大煙突とさくらのまち』を制作しました。「紙芝居から始まる地域活動」を行っています。
紙芝居に続き、「大煙突とさくらの物語がなぜ実現したか」、「現在にどうつながっているか」、「未来にどう活かせるか」について詳しく学べるよう、小冊子「大煙突とさくらのまち読本」を制作しました。この小冊子が、日立の今を新たな視点から豊かに味わい、日立のワクワクする未来を考えるベースとなってくれることを願っています。

大煙突とさくらのまち読本
発行:大煙突とさくら100年プロジェクト
発行日:2023年3月1日
体裁:B5版、88頁
この冊子は、「令和4年度茨城県企業連携型NPO活動支援事業」を活用し、「AYA’S LABORATORY」のご協力によって制作されました。
冊子版は1000円で販売しています。以下のリンクをご利用下さい。
https://bit.ly/49umzn2