来春３月、共楽館とその周辺が春の気配とともに温かい空気に包まれます。
「第４回 大煙突フェスティバル」と「第３回 令和のシン会計市」。両イベントが同時開催されるこの日は、地域の歴史と文化、そして新しい賑わいがひとつに重なる一日になります。
今回のフェスティバルのテーマは、「大煙突と大島桜」。
チラシにも大きく描かれている大島桜の白い花が、まるで会場全体をやわらかく照らすような印象を与えてくれます。長く地域とともに歩んできた大煙突と、その足もとに広がる桜の物語が、さまざまな企画を通して皆さまに届けられます。
会場の共楽館（現・日立武道館）では、絵本『大煙突とさくらのまち』の原画展示をはじめ、雛飾りや鉱山電車のジオラマ、そして「ひたちグレートアトラス」シリーズの展示など、多彩な歴史資料をご覧いただけます。
子どもから大人まで一緒に楽しめるワークショップも盛りだくさんで、紙芝居、桜のジグソーパズル、折り紙、アロマストーンづくり、シェイカーキーホルダーづくりなど、どのコーナーでも笑顔が広がりそうです。
ステージでは、子ども鳴物の演奏、創作落語の披露、和太鼓と篠笛の演奏など、音と語りで大煙突の物語を感じられるプログラムが続きます。耳を澄ますと、昔の会計市の賑わいがよみがえるような、活気ある時間が流れます。
そして、今回も「令和のシン会計市」を開催します。
キッチンカーやフード販売、路上ライブやパフォーマンスが会場を包み込み、かつての会計市のように、人が集まり、語り合い、笑い合う“市”の楽しさが再現されます。地域の子どもたち、若い世代、高齢の皆さままで、多世代が自然に混ざり合う光景は、このイベントならではの魅力です。
当日は駐車場に限りがあるため、チラシでも案内されているように、茨城交通バスの「臨時 武道館前」停留所をご利用いただくとスムーズです。
歴史ある共楽館周辺を歩きながら、春を待つ空気を感じられるのも、この季節ならではの楽しみのひとつです。
📅 開催日時
２０２６年３月１日（日） 10:00〜15:00
📍 会場
共楽館（現・日立武道館）とその周辺（日立市白銀町２丁目）
地域の宝である大煙突と、そこに寄り添って咲く大島桜。
このふたつの象徴を未来につないでいくために、今年もまた多くの仲間が力を合わせて準備を進めています。
ぜひご家族やご友人と一緒に、早春の日立の魅力を味わいに来てください。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
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